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2018年 10月 8日 【〇〇の秋】古典の秋。須田の秋。

こんにちは!

須田です。

 

もう秋ですね。

 

寒かったり、暑かったり、

不安定さを内在したこの季節は、

主に過去問を解くことによって生じる

合格できるかどうか、

皆の心配な気持ちの表明であるかのようですね。

 

ただ、

どんな冬でも、

必ず春は来ます。

 

不安な秋、

厳しい冬を乗り切って、

栄光の桜満開の春を迎えましょう。

 

今回のブログのテーマは【~担任助手にとっては、○○の秋!】で、

須田ver.という事で話させて頂きます。

 

須田はこの秋は

古典の秋」を掲げてこの秋を過ごしていきたいと考えています。

 

自分は大学生活をより有意義に過ごすために、

大学1年生のときから、

絶対欠かさず頑張ろうとしていることがあります。

 

それは、

自己研鑽です。

 

自己研鑽とは、

自分を磨きあげること、という意味で、

常に自分に成長を促し続けるという意味で、

「勉強」という言葉で言い換えることができると思います!

 

日本の大学生は、

ほとんど勉強しないとよく聞きませんか?

みなさんの先輩で大学に入ってから、

猛烈に勉強している先輩はいますか?

 

けだし、そんなにいないのではないか、

とそう思います。

 

実際、

大学生の勉強時間が全く少ないことの証左となる

データがあります。こちらをご覧ください

どうですか?

大学は、世間では、

勉強が好きな人が行くところ、

と言われていることが多いです。

 

しかし、

大きく、学びに、生きるはずの、

大学生のはずが、

勉強をしない、

それが日本の大学です。

 

そんな環境から悪影響を受けないように、

自分を見失わず、大学でもしっかり努力できるように、

大学生活における「自己哲学」として、

学問による自己研鑽の手を止めない、

という事を念頭に置いて、

日々を過ごしています。

 

そして、

この秋は、

自分の専攻である人文学について、

特に古典を読み漁りたいということで、

古典の秋」としました。

 

この秋に読もうと思っている古典は、

今のところ1つだけ決まっています。

 

それは、

アダム・スミスの『国富論』です。

 

なぜ、この本を読んでみようと思ったかというと、

この社会を動かす原動力として存在する、

資本主義について知る事ができると考えているからです。

 

そして、資本主義は

いまや、

社会を動かす原理を超えて、

巨大な倫理体系にさえなってきていると考えています。

 

資本主義は、

経済成長を至高の善とする考え方です。

一つ一つのアクションがどれだけの経済的価値を生むのか、

それを第一に考えるのが、資本主義のはずです。

 

みんなも大学になぜ行くのか、を考えた時に、

就職に有利な大学を選んだり、

直接資格に取得に繋がる知識を獲得できる学部を選択肢に入れたりしますよね?

 

なぜならその選択が、

経済的に価値を生み出すであろう選択であると無意識のうちに考えているからです。

 

人文学系の学部が、

社会科学系の学部に比べて人気が低いのは、

それが大きな原因であると、自分は考えています。

 

それでは、質問です。

神学部と、経営学部、

どちらの方がなんとなく「役に立ちそう」な感じがしますか?

 

 

神学部、そう答える人もいると思いますが

職業上、多くの文系高校生と接していると、

経営学部を選ぶ人が圧倒的に多い印象です。

 

ただ、それを通して言いたいことは

神学科での学びに意味がないとか、

役に立たないという事を言いたいのではなく、

皆に「なんとなく役に立ちそう」と思わせているのは、

資本主義の価値観なんだという事を、

認識してもらえればいいかなと思います。

 

神学部で宗教の歴史を学ぶより、

経営学部でマーケティングを学んだ方が、

就職、ひいては就職してからも、

なんとなく役に立ちそうと考えるのは、

多くの人の一般的な考え方なのかな、と思います。

そういった我々の価値判断基準にさえ成り得る、

資本主義について学んでみたいという事で、

この本を読みます。

 

 

皆さんは読書に興味はありますか?

大学生になったら、

読書は是非積極的に行うべきです。

 

本というものは、

作者との対話」です。

 

本を書いているという事は、

何か「本を書こう」と思った動機が必ずあるはずなんです。

 

その中でも、

古典は何年も何年も読まれ続け、

人々から深い共感を得続けてきたのです。

読まない理由が見当たりませんよね?

 

時間のある大学生のうちに

古典や文学を読んでみてください。

 

さきほど、神学が役に立たない学問であるかのような表現をしてしまいましたが、

そんなことはありません。

 

学問とは、

実学を学ぶことで、

世界のさまざまなことの理論を学ぶことだと考えます。

 

神学を学べば、

宗教が人々の考え方、行動にどう作用しているのかを、

知ることができますし、

それを現実世界に応用することも

出来るはずです。

 

だから、

「なんとなく就職に役に立ちそうだな」とか

「親がこの学部行けって言ったから…」とか

そういう浅はかな志望理由で、

自分の人生が決まるほどとまでは言わないものの、

今までもっとも影響力の強い人生選択をしないでください。

 

将来的に後悔するのは、

みなさんの親御さんでも、

学校の先生でもありません。

皆さん自身です。

 

むしろ、就職を考えるにもしても、

なんとなく役に立ちそうだからという理由で学部を決めた人と、

自分のやりたいことが明確にわかっていてそのうえで進学をし、在学中にしっかり勉学を積んだ人と、どっちの人が、あなただったら欲しいですか?

 

話がそれてしまったのですが、

自分はこの秋、

「古典の秋」という事で

古典を読み漁っていこうと思います!