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2018年 6月 20日 【学部・学科紹介】みんなが思う「何やってるんだろう…文学部って…」そんな文学部を【須田】が紹介!

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こんにちは。今日の更新は須田が担当しています。

最近雨が多くて、嫌ですね。

まぁ、だからと言って特筆して迷惑をこうむっていることなどはないですが、

晴れている日に比べると、気分は下がりますよね。

さぁ、今日は雨には気分を害されている須田が、

気分を上げて今回のブログを書きます。

 

今日のテーマは【学部学科紹介】ということで、

私が通っている文学部について書かせていただきます、が、

なかなか文学部を説明するのは難しい!ので、

わかりにくいこともあるかもしれませんが、ご容赦ください。

(東進生の方は私に直接聞いてみてください。)

まず、文学の定義から紹介させていただきます。

文学とは、

言語表現による芸術作品のことを指します。

小説や、詩などがその範疇に属しますね。

そして文学部と、一口に言っても、さまざまな学科、専攻に分かれます。

下の図は私が通っている立教大学の例です。

そして私の専攻は文学科の中の外国語文学、

英米文学です。

英語で書かれた文学作品全般を扱います。

 

次に、文学の講義では何を行っているかをお話しします。

文学部の講義では、

予習→講義→復習という形を取っています。

予習段階で、英語の文学を読みます。(これがなかなか難しい作品が多いのですが…)

単語などを調べながら読むことはもちろんです。これは高校の英語とさほど変わりませんね。

大学の英文読書は何が違うのでしょうか?

私が思うのは、

その作品の字面を読むだけではないということです。

例えば、文学を考察するときに欠かせないものをひとつあげてみてください!

何だと思いますか?

 

 

ひとつは歴史です。

その文学作品が書かれた時代の歴史的背景は文学考察に欠かせません。

私がよく読むアメリカ文学の話をしてみましょう。

 

例えば、皆さんはあまり知らないと思いますが、

アメリカのSF作家ロバート・A・ハインラインが1956年に発表したSF小説

『夏への扉』を例にしてみましょう。

 

ここで一つ、皆さんに問題を出してみたいと思います!

1956年代のアメリカと聞いて、連想するものをいくつか挙げてください。

 

 

まず一つに、「東西冷戦」があげられると思います。

その派生で、「赤狩り」まで連想出来たらBETTERです。

 

これは私自身の解釈もところどころ含まれているので、

一つの参考として聞いてほしいのですが、

この作品には、これらの歴史的時代背景が色濃く反映されていると考えています。

この作品は最初に紹介した通り、SF小説です。

タイムマシンなどの非現実的なものが作中に登場します。

 

この作品において、主人公は

愛人や親友に(1950年代を起点とする)現代の時代で騙され、ひどい目に遭います。

そして彼は、タイムスリップを行い、2000年へとやってきます。

ここで作者は2000年を非常に美化して描いており、

未来に対して、非常に大きな希望を持っていることが

うかがえるような書き方をしているわけです。

(ここで説明しきるのは無理があるので受験終わったら読んでください!!)

私はここで一つの考察をしました。

「冷戦」の時代である1950年代の冷たい時代ではなく、

冷たい、寒いといった概念とは逆のイメージを持った「夏」を2000年とし、

間接的に書かれた当時の時代に対して何らかの皮肉を投げかけているのではないか、と。

 

長々と持論を展開してしまいましたが、

英米文学科では、

高校で学習するような英語とは

異なる様相を呈します。

 

先生が構文の解説、単語の暗記をして、音読をして「英語の力を上げる」のではなく

(実際に英語の力はつきますが)英文を読み解き、

自分なりに解釈し、その文学に書かれてある文字以上のものを読み取ろうとする、

ひとつの作品を読み、自分なりの考察を深める、

「英語を使って」読み解くのが英文科の授業なのです。

ひとつの作品を10人で読むにしても、10通りの読み方がありますし、

全てが正解なのです。

講義では、みんなの意見を交換し、

様々な読み方を知り、自分のものにしていくのです。

こうすることによって、

ひとつの文章を読むにしても、さまざまな解釈をすることが出来ますし、

他者を受け入れる力が付きます。

しかも、私の場合は外国語文学なので、

異文化理解力につながってくるので、

将来、外国で働いてみたいという人も

学科の中にはそこそこいます。

 

ここで、よくある勘違いを紹介させていただきますと、

「英文科に入ればTOEICなどの点数が上がる」とか、

「英文科ってただ英語やるだけだから高校と変わらない」等の

勘違いも甚だしい意見を耳にします。

 

英文科に入っても、自分で英語の勉強をせずに遊び惚けている大学生は、

雨の粒ほどいますし、高校の英語の授業と同じなんてことは全くないです。

英文科に入っても、英語力を上げるには自分なりの努力は必要ですし、

ちゃんと勉強した人が結果的に英語力が上がったという話が独り歩きして、

英文科に入れば、英語できるようになる、

という支離滅裂な因果関係が生まれてしまいましたが、

そんなデマには惑わされないように気を付けてくださいね。

大学生に最も求められるのは自学自習の力であり、

それが出来ない人はどこの学部に入ろうとも、

何の実力も付きません。

 

 

これは、まだ自分自身がまだまだ読み足らないので、あまり偉そうなことを言えないのですが、

まず一つに、外国語力だと思います。

英米文学科に入れば、毎週何ページもの課題の英文学の課題を出されます。

それだけの英文に触れる+自らの英語学習があれば、

まず英語力は伸びます。

何の関係もなさそうなスピーキング力も伸びます。

なぜか?

みなさん、多くの本を読む人と話したことがありますか?

もしあるなら、

そういう人と話していると、

大抵、「語彙力すげぇな…」って感じることってあると思いませんか?

 

そう、実は言語の4技能って実は密接にリンクしているんですね。

本を読んで吸収した語彙や、表現はライティング、スピーキングに活かせますし、

自分が発音できない音は聞けないって聞いたことあると思いますが、

ここにも、リスニングとスピーキングとのつながりが見えると思うんですよ。

こんな感じに、外国語の文学を読んでいると、

「核となる英語力」が向上すると思います。

しっかり、多くの英文をインプットし、

積極的にアウトプットしていけば語学力は伸びていきますし、

そこが外国語文学をやることで得られるものだと感じます。

また、外国語を学ぶということは、

その言語が話されている地域の文化を学ぶことにもつながります。

これも紹介していきたいですが、あまりにも長くなってしまうので省略します…(泣)

このブログを読んでくれた人は、須田に質問しに来てくださいね!

異文化理解力、語学力の向上、これら以外の文学部の魅力とは…

さほど、授業が詰まっていないことです。

え…?何言ってんの?って思った方が多いでしょう。

大学で授業少ないのが魅力って、考え方がたかがそこらの遊んでるだけの大学生とまるっきり同じじゃん!

って思いましたか?まあまあ、少し待ってくださいよ。

授業が少ない=授業で拘束される時間が少ない、ということです。

私は大学まで1時間強かけて大学に行っており、

一日に授業3つだとしても、1.5×3=4.5+1.25×2で7時間拘束されるわけです。

 

授業で拘束される時間が少ないということは、

自分の時間が増えるということです。

先程、申し上げましたが、

「大学生に最も必要な力は自学自習の力」です。

自分の時間が増えるということは、それだけ、

自学自習に割くことが出来る時間が増えるということも意味します。

時間割を載せるが一番手っ取り早いですが、

画像がないので、省略させていただきますが、

文系大学生は、往々にして、暇だと言われていますし、

自分からそう言っている大学生も多いのが現状です。

しかし、そのあり余った時間を有効活用できていれば、

文系大学生は最強です。

先程、授業3つで最低7時間の拘束があると言いましたが、

これが理系になると、一日授業が3つで終わるなんてことはありませんし、

自由時間なんて長期休暇にしかまとまって取れません。

そう考えると、文系大学生は自由な時間が非常に多いですし

その時間を自分のために投資すれば、

最強の大学生になれるんです。

しかし、世の中の文系大学生はこのメリットをフル活用して、

1に遊び、2に遊び、3にサークル…

こんなことだから、「暇」などと揶揄されるわけですが、

多くの「暇」だと思われている

「拘束されない時間」を有効活用できる可能性が

非常に多く残っているのが文学部なのです。

今年は、まず運転免許、プログラミングを頑張ります!

以上須田でした!

明日は

粟生担任助手です!

理系の皆さん!お楽しみに!

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