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2018年 11月 9日 高校0~2年生へ。受験生も読んでみて。

こんにちは

今日の更新は須田です。

 

今日のテーマは、

低学年(高校1~2年生)に、今、伝えたいことです。

受験生も読んでみて下さい。

 

このテーマでは以前も書き、

結局のところの伝えたいことが被るので、

「結論は何か」「要するになにを言いたいのか」を問うより、

「結論への過程」を読んでいただければと思います。

 

私が言いたいのは、

結論から先に申し上げると、

「大学で何を学びたいのか」を考えてほしい、

ということです。

 

それを考える際で、

皆に伝えたいことがあります。

 

結論から申し上げますと、

「役に立つ、立たないで学問を測るな」ということです。

 

皆さんにとって「役に立つ」学問ってなんでしょう?

 

理系の学問ですか?

文系なら、法学、教育学、経営学とかその辺ですかね?

 

じゃあ、皆さんに問題です。

なんで教育学部、法学部、経営学部が文系で最も人気なのでしょうか?

 

それは、

教育学部に行けば、教師になって安定が得られる、

経営学部はなんとなく就活で有利になりそう、

法学部に行けば、公務員になれる、弁護士になれる…などなど、

皆さんは、

資本主義の経済合理性を最重要視する社会に生まれてきましたから、

早いうちから消費主体としての自己を確立したせいで、

学問を「等価交換で測っているんです。

 

これだけの時間を費やせば、

これだけの意味がある、

これだけの付加価値が返ってくる、

そういう目で学問を見ている高校生がほとんどなんじゃないかな、と思います。

 

皆さんは、

例えば、コンビニやスーパーで買い物をして、

1年後に商品が届きますとか、

そんな経験したことないですよね?

 

「消費」という行動は、

一定の財貨を払って、それと交換に消費主体に、

商品やサービスなどの「付加価値」を与えることを、

無時間的」プロセスで行います。

 

人は常に変化するものです。

昨日の自分と今日の自分、

考えてること、行っていること、

大体同じかもしれませんが、

その「大体同じ」ではなかった、

「例外的に違う」部分が生じているはずなんです。

 

それが1週間、1か月と積み重なれば、

ぜんぜん違う「自己」になっていると思いませんか?

 

一方で消費という行動は、

「消費する」主体の変化は全く勘案に入れてません。

ただ、主体にサービスや、商品などが付加する、

その一連のプロセスを言うのです

 

想像して見てください。

コンビニで緑茶を買った後の自分と買う前の自分、

自分自身に変化は起きてませんよね?

 

自分=消費主体に「緑茶」という付加価値が与えられただけなのです。

 

しかし、

学問は本来的に、変化に対応するためのものです。

さまざまに変化する環境、

世界に対応するために人類に「知」という力を授けてきました。

人類の歴史の長さと同じくらい長い、それが学びの歴史です。

 

学びはあらゆることの「理論」を習得するものだと考えています。

イスラム圏の歴史、文化を学べば、中東の混乱を引き起こした原因がわかる、

ラテン語を学べば、ドイツ語、フランス語、英語などのヨーロッパ諸言語の源流がわかる、

アメリカの文学を学べば、アメリカ人がなぜスーパーマンに憧れるのか、彼らの考え方がわかる、など、

 

学問は学びをする主体の

価値観、考え方に変化をもたらすためにあり、

これらを変えるのは一朝一夕でできるわけではなく、

人間の頭の中から「学んだこと」を取り除いた!

といえる状態って、いったいどんな状態でしょうか?

 

そういう点で時間的に不可逆的プロセスです。

それが学びです。

 

大学に皆さんは、学びに行くはずです。

 

「役に立つ」「役に立たない」という

商品やサービスを選ぶ感覚で、

学問を選ばないでください。

 

少し、反感を買う言い方かもしれませんが、

高校生の皆さんからしてみた

「役に立つ」「役に立たない」の尺度なんて

たかが知れてます。

 

じゃあ聞きますが、

就活に役に立ちそうだからという理由で学部を決めた君に質問です。

 

模試の君の志望する大学と同じくらいのレベルで、

「就活学部」があったら、

その学部行きたいですか?

 

ちょっと戸惑った人がいるんじゃないですか?

 

でも実際は、

大学に通っている身だからこそわかることですが、

今の大学は、

就職予備校」になっています。

 

大学生は、

「これ、何の役に立つの?」という言葉で、

学びを放棄し、

遊び惚け、

適当に単位を取って、

本もほとんど読まず、

世の中で起こっていることに興味も示さず、

何のビジョンも持たずに社会人になり、

会社の愚痴を漏らし続け、

定年退職し、

くたばってゆく。

 

こんな人生楽しいですか?

 

どうせ生きているなら、

社会や、世界を変えることに従事する人生のほうが

楽しいに決まってる、そう思うのは、

このブログを書いている私だけですか?

 

少なくとも私は、

東進の担任助手という仕事を通じて

須田という存在から影響を受け、

少しでも多くの生徒が、

自分自身を変えていこうとか、

世界を変ええやるぞ、という気概を持たせたいと思っています。

 

それが私の志であり、

今、生きる意味になっています。

 

大学進学は、

このブログを見てくれている、

君たち高校生にとって非常に大きな意味を持ちます。

受験生になったら、

何を自分は学びたいのだろうと、

思考にふける時間も少なくなります。

 

ぜひこういったことを考えるのを、

高校1,2年生のうちから始めるのをお勧めします。

 

その際には、

商品やサービスを買う感覚で、

「役に立つ、立たない」の尺度をなるべく捨ててくださいね。

「どういうことに興味があるか」から考えてみてください。

 

 

 

明日は、

箕輪担任助手です。

お楽しみに。

 

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