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2021年 6月 7日 文学部の学び(明大ver)
こんにちは、最近暑くて動きが鈍くなってきてます。倉前です。
今回のお題は「学部学科紹介」ということなので、
自分が大学で取っている講義について紹介してみたいと思います。
八千代台校には自分以外にも同じ学部の人がいますので、
大学ごとの比較にも使えるのではないでしょうか(適当)。
自分は今年140周年(おめでとうございます)を迎える明治大学の文学部文学科日本文学専攻二年生で、
杉並区の和泉キャンパスに通っております。
お茶の水のでっかい塔ありますよね?あれがない方の文系のキャンパスです。
「知らねぇよ」って思った人は調べてみてください。
まず、卒業までになにがなんでも取らなければいけない授業として、
「演習」の授業が6個設置されています。
ザックリ言えば、お題について資料を作って発表する
→その内容を深めたレポートを出す
という流れの少人数授業(15~20人ほど)です。一般的な「文学部」のイメージにも近いのではないでしょうか?
半期で教授とお題が変わるので、3年までで6個取らなければいけないというわけです。
去年の春は芥川龍之介の短編作品について、秋は現代の女性作家の作品についてで、
今は古典作品「建礼門院右京大夫集」をやっております。
自分はどうも資料作りが苦手で毎回教授からボロクソに言われますが、
同じ教室の中にはとてもいい発表をする人や桁違いに知識量の多い人なんかもいたりして、
とにかくお題を中心にいろんな知に触れることのできる授業です。
あとは漢文や文学史、国語学等々高校までの国語でも触れたような分野を深堀りする授業も置かれています。
国語学なんかは古くからの研究の成果を紹介して日本語の構造を明らかにしつつ、
最近のことばについての話題(~ハラ、~活のような接尾辞やネットスラング、ギャル語等)も出てきてとても興味深かったです。
真面目に喋ってる教授の口からいきなり
「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム」なる語が飛び出したときには、
文学部っておもろいなぁ、と心の底から思いました。
この辺はまあ「やってそうな」お勉強なのですが、
このほかにも民俗学や文化人類学、仏教、中国思想、サブカルチャー、演劇史等々
人間が作ってきた豊潤な「文化」というものに目を向ける授業もたくさんあります。
民俗学は昨年自分が取った中で内容的に一番面白かった授業なので、
基礎教養とかで置かれてたらぜひ取ってみてください。
ここには書けないくらい内容が濃く、日本人の生活の中で生まれた様々な風習や思想を研究する温かい(?)学問でした。
入ってから思ったことなのですが、文学部の「文」はおそらく文章ではなく「文化」の文です。
そもそも文章や文字だって人間が生きるために作り出したものという意味では文化なので、間違ってはいないと思います。
文学部って世間から見たらやっぱり道楽っぽいというか、「大学に行ってる意味がない」とか思う人もいると思います。自分もそう思っていた時期がありました。
でも実際通う中で、
実学系の学部にいては絶対にできないような貴重な学習体験を通して
視野を広げられることがこの学部の強みだと毎日のように実感させられています。
少しでも興味があったら、大学HPとかで文学部について調べてみてください。
自分の書きたいことは以上なのですが、なんか最近次の人を紹介するのが流行ってるみたいですね。
流れを壊すのは嫌なので、それやって終わりにします。
次回更新は、千葉大学教育学部の千田担任助手です。
千葉大は言わずもがな、教育学部も行きたい人いっぱいいると思います。
その中身を知れるいい機会になると思うので、更新されたら覗いてみてください!
以上